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『風俗取材の裏話』 取材時のドタキャン編~その1

2017年02月07日 12:13
みなさんこんにちは。風俗作家の吉岡優一郎です。
ボクはこれまで15年にわたり風俗関係者の皆様の取材を続けてきました。
このシリーズでは全国各地を旅しながら取材を続けてきたその裏話をお話したいと思います。


ボクが15年間続けていた風俗取材の中で最も恐れていたことは、ドタキャンでした。
初期の頃は、地元のカラオケボックスをスタジオ代わりに借りて、そこから取材先に電話をかけ、その後は取材先を訪問してお話を伺う形でインタビュー取材を行っていましたが、電話取材の場合でもカラオケボックスを確保するタイミングによっては料金がかかる場合があるし、取材先まで訪問した場合は交通費もかかります。
岡山県の山間部に住むボクにとって、東京までの飛行機代は馬鹿になりません。だから取材前には入念な打ち合わせをして、不測の事態にならないように充分な注意をするのですが…。


一番最初のドタキャンは電話取材の時、川崎堀之内のソープ嬢でした。
こちらは既にカラオケボックスにチェックインし、収録に必要な機材をセッティングしている最中に『ごめんなさい。取材を受けられません』のメールが…。
理由は『身バレしたら困るから受けないようがいいよ』と、同じ店の女の子からアドバイスを受けたからとのこと。
でも、アドバイスした女の子が彼女のことを本当に心配してのことか、取材を受けることになった彼女を羨んでのことか、それは実際のことはわかりません。


次のドタキャンは東京・新宿のSMクラブW。
女性オーナーのHさんと取材に向けて打ち合わせを続けていたのですが、こちらが送ったメールに取材の3日前から、突然返信が来なくなりました。
でも日時やインタビュー内容・趣旨の打ち合わせと合意は完了していたので、取材当日新宿から先方へお電話をしたわけです。
しかし…。

 「取材? 来ないで下さい。気が変わりました」

この上京時、ボクは航空機で東京へ飛んだので、岡山→羽田とかなりの出費がありました。
先方都合のドタキャンだったので費用負担をお願いしたのですが、残念ながら相手にされません。
少なくとも、ボクが本格的に作家活動を始めて以降はこのようないいかげんな応対を受けたことはありませんが、活動を始めた当初は泣き寝入りせざるをえないくらいボクの立場が弱かったのです。


最後にご紹介するエピソードは今年春のこと。
インタビュー予定の女性のTwitterを確認してみると、『やったー!明日はデートだ!!』のツイートが…。
慌てて連絡を取った所、『ごめんなさい。忘れていました。デートを早めに切り上げて約束の時間には伺います』との返信が届いたので、懐疑的ながらも一安心して当日を迎えました。
しかし結論は…皆さんがご想像いただいた通りです。
でもひとつだけ救いは、待ち合わせ約束時間の30分前に『ごめんなさい』のメールを送って来てくれたこと。デート相手とのベッドの中からだったらしいですけど…(苦笑)
それもお相手はホストさんだったそうで、インタビュアーの立場というのは、なかなかホストさんには敵わないのかなと思います。


取材でドタキャンに遭遇することは、ある程度は宿命なのかもしれません。
でもコストを掛けて取材活動をしているので、可能な限りは回避したいものだと思います。
ドタキャンエピソードに関しては他にもいくつかありますので、そのお話は機会を改めてまた…。

この記事の著者:吉岡優一郎

1964年2月23日生まれ ノンフィクション作家。PHPプログラマー。1996年より20年にわたり風俗業界に関わっている。
風俗情報ネットラジオ番組『フーゾクリンクラジオ』を2002年にスタート。
その縁でインターネットラジオ局『レディオ与一』『淫らなラジオ 淫らじ』を設立し、両局で局長を務める。
著書に『風俗嬢のホンネ』『もっと風俗嬢のホンネ』『風俗嬢たちのリアル』『ベテラン風俗ライターが明かすフーゾク業界のぶっちゃけ話』『ワケありな風俗嬢たち』(いずれも彩図社)がある。
ミリオン出版『俺の旅』、Webマガジン『FenixZine』などで連載記事を執筆中。
おもにインタビュアーとして活躍の傍ら、体験取材や旅行記、風俗店アドバイザーとしても実績がある。
 

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