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『風俗取材の裏話』 突然目の前で喧嘩が始まった!~後編

2017年03月24日 10:00
みなさんこんにちは。風俗作家の吉岡優一郎です。
ボクはこれまで15年にわたり風俗関係者の皆様の取材を続けてきました。
このシリーズでは全国各地を旅しながら取材を続けてきたその裏話をお話したいと思います。

ボクは今から10年以上前の2005年ごろ、地元である岡山県や広島県の風俗情報を集めたサイトを運営をし、そのコンテンツとしてグラビアや体験動画の制作を続けていました。
その中でも強烈に印象が残った女性が、【みくる】という源氏名を名乗る女性でした。
彼女が在籍した店のホームページから彼女の名前が消えていたので、ボクは『たぶん彼女は風俗を卒業したのだろう』と思い込んでいたのですが、同店の事務所を訪問時に偶然【みくる】とバッタリ遭遇します。
彼女はご主人に仕事がバレたことを理由に、源氏名を【しのぶ】と改名していました。

当時のコンテンツを作るたびに空虚感を感じていたボクは、その場で【みくる】改め【しのぶ】と店長に彼女の動画撮影を申し入れます。
それが認められ、翌月に動画を撮影することになるわけですが、撮影当日に事務所に現れた彼女はどんよりと暗く、いつもの明るくノリの良い【しのぶ】しか知らないボクは、どうしたことかと戸惑いを感じていました。


副店長「お世話になります。副店長のKです。今日の取材は僕が立ち会わせていただきます」

この時、ボクは【しのぶ】の副店長を見る視線に何か違和感を感じましたが、その後に信じられない事件が起こることを全く予想することはできませんでした。

副店長が運転する車の助手席に【しのぶ】を乗せ、ボクは自分の車で追いかけ、撮影場所であるラブホテルへ向かいます。その移動中に事件は起きました。
先行する車の中で【しのぶ】と副店長は口論を始め、そのうち先に手を出した【しのぶ】に副店長が応戦する形で、二人は殴り合いの喧嘩を始めてしまったのです。

副店長とボクは途中のパチンコ屋の駐車場に車を停めました。
副店長は【しのぶ】を車に残し、店長の指示を仰ぐためその場を離れ電話をしています。ボクは副店長の車の中のにいる【しのぶ】を窓越しになだめます。
ちょうどその時、どしゃぶりの夕立が降り始め雷鳴がとどろき、瞬く間にボクはびしょ濡れになっていきました。その姿を滑稽に感じたのか【しのぶ】はボクに笑顔を見せ、そして車の窓を開けて大声で叫びました。

「吉岡さん、もうわかったから。大丈夫だから。風邪ひくから車に戻って!!」

撮影は結局中止になりました。


この日の深夜、登録されていない電話番号からの着信。出てみると、それは【しのぶ】からでした。
この日の取材前、ボクは初対面のお店のスタッフへ挨拶をして名刺を渡したものの、そのスタッフがデスクの上に名刺を放置。
撮影中止後に事務所へ戻った【しのぶ】は、その名刺を偶然目にして盗み、この夜ボクに電話をかけてきたそうです。

「今日はごめんなさい。実は私、副店長のKと出来ちゃってて、彼の子供をおろしちゃってるの。亭主に仕事がバレた理由もそのせいで、今離婚調停中なの。最近このお店の中で、彼が次々と他の女の子に手を出しちゃって、それに私がヤキモチを焼いちゃって、彼の対応に私がヒステリーを起こしちゃったの。だから本当に私が悪いの…ごめんなさい」

ボクはK副店長に真意を正したわけではありませんが、車の中の二人の揉め方や、事件直後に副店長を処分でクビにした旨の説明を店長から受けたことで、【しのぶ】が電話でボクに話した内容は真相からかけ離れた話ではなかったと感じています。


【しのぶ】とはその後更に大きなエピソードがありましたが、それはまた機会があればお話したいと思います。

この記事の著者:吉岡優一郎

1964年2月23日生まれ ノンフィクション作家。PHPプログラマー。1996年より20年にわたり風俗業界に関わっている。
風俗情報ネットラジオ番組『フーゾクリンクラジオ』を2002年にスタート。
その縁でインターネットラジオ局『レディオ与一』『淫らなラジオ 淫らじ』を設立し、両局で局長を務める。
著書に『風俗嬢のホンネ』『もっと風俗嬢のホンネ』『風俗嬢たちのリアル』『ベテラン風俗ライターが明かすフーゾク業界のぶっちゃけ話』『ワケありな風俗嬢たち』(いずれも彩図社)がある。
ミリオン出版『俺の旅』、Webマガジン『FenixZine』などで連載記事を執筆中。
おもにインタビュアーとして活躍の傍ら、体験取材や旅行記、風俗店アドバイザーとしても実績がある。
 

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