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風俗インタビュー「Youは何しに風俗へ?」沼津人妻援護会:バヤッシー店長 後編

2017年10月27日 12:48
 前回に続き、2016年9月に行った人妻援護会の店長ことプロデューサーのバヤッシー氏へのインタビュー、某風俗媒体の名古屋本社から静岡支社起ち上げ時に奔走し、風俗業界のノウハウを覚え、5年4ヶ月もの間、風俗広告の現場で活躍をするも、ついにデリバリーヘルス人妻援護会の現場で働くことになった。


「名古屋店に入ってしばらくした頃、静岡店に人が足りなくなってしまって、『お前は静岡をよく知ってるから行ってくれないか』ということになったんです。某風俗媒体にいた時に静岡店は実際に取材でよく行ってたから女の子も知ってましたしね。」

--そこから沼津店を立ち上げようとなって、最初から店長として乗り込んできたわけですか?

「そうです。社内で『沼津はいけるんじゃない?』って話が出たんですよ。沼津はホテルが多いということから、需求が合うんじゃないかって思ったんですね。」


--実際、オープンしてみて当初の目論見に比べてどうでした?

「メッチャ厳しいですよね(苦笑)。いろいろ予測と違ったこともあるんですよ。やってみて思ったのが、もし今度自分で新しい店をオープンするなら、1ヶ月くらいその街に住み込んで、その街のことをよく知ってからやろうと思いましたね。物件の下見どころの話じゃなくて、ちゃんと街を知るということのほうがよっぽど大事じゃないかと思います。」


--今(2016年9月現在)、一緒にやってるスタツフは?

「今のスタッフいろんな人のブログを見て参考にして自分でも始めたりとかは僕の他に2人居ますが、このメンバーに落ち着くまでは、いろいろ入れ替わりもありました。オープンから居る人って、僕しかいないんです。でも入ってきたスタッフへの教育って、したことないんですよ。僕は結構スパルタなんだけど、教えるのは下手なのかもしれません。
1人いるドライバーに関しては、他店で1年以上働いていて、僕以上にホテルについて詳しい人なんです。ビジネスホテルもどのホテルは大丈夫とか、わからなければ彼に訊くほどの知識だし、年齢も50歳で仕事も早くて、よく働いてもらっています。」


--じゃあむしろ、任せられる人材なわけですね。

「そうですね。ドライバーなど移動に関しては信頼して任せてますね。」


--もうひとりの方はどんな方ですか?

「僕より1コ上で社長の知り合いで入った方なんですよ。キャバクラやクラブなど水商売のボーイを経験している人で、黒服のちょっと偉い人だった人です。仕事が雑なときもありますけど悪くはない人です。僕は結構暴言を吐いてしまうのですが、それをケロっとして聞き逃す。それはすごいなと思いますね(笑)。」


--それで、バヤッシーという愛称を名乗ったきっかけは?

「求人ですね。いろんな人のブログを見て参考にして自分でも始めたりとかする中で、自分のキャラクターを作ったほうがいいと考えたわけです。それまでは求人も全然応募がないか、来たとしても『えっ!?』って思うような人しか来ない時期がしばらく続いてたんです。そのころは『どう求人をしようか』と悩んでてました。でもバヤッシーとキャラ付けした頃からメチャメチャ求人の応募が来始めたんですよ。
このお店は去年(2015年)の4月にオープンして、5月から6月ぐらいにちょっとだけブレイクして、そこから2月くらいからパラパラと来始めました。
今は出稼ぎが来るようになったり、1日のうちにメールが来るとかLINEが来るとか、必ず何かしらの問い合わせが入るようになったんです。いっぱいオファーが来るとその内には何人かはいい子が絶対にいますよね。」


--求人オファーがそれだけ増えたということは、そのためにいろんなことを行ったわけですよね。

「ブログを見て『このお店はよさげだな』と思ってもらえたということが大きいでしょうね。」


--ブログを書くときに、訴求効果を高めるために気をつけていることはありますか?

「他店だと、たとえば給与例を載せてますよね。体験入店した子がこれだけ貰いました...みたいに、メッチャお金の話が出てくる。1日にこれだけ稼げますって記事をどこでも出してると思いますけど、そういうのは一切書かないですね。その代わりに本当に正確なバックを書きます。他の店より細かいと言われますね。 でもなによりも、バヤッシーという名前に『親しみがあるから』って面接に来やすくなったみたいですね。」


--ニックネームを名乗るっていう効果がそこにあるわけですか。そこで自分に親しみを持たせて、話しやすい対象にすることが重要なわけだ。

「そうそうそう。だから求人でも『バヤッシーさん』ってメール打ってくる人もいるしね。バヤッシーというキャラを立てようと思ったのも、そこからなんですよ。」


--その意味では、'超店長'こと東京VIPモデルクラブの菅田さんにも共通するところがありますね。

「超店長に限らず、いろんな店長さんや経営者さんのブログを見てて、書いている人のキャラが立つと出稼ぎ女性が集まってくる傾向を感じたわけです。場所柄も沼津という街は東京に近くて、関東からの出稼ぎも多いんですよ。地元からの問い合わせはそれまでもそんなに多くなかったし、じゃあ出稼ぎで女の子を集めてみようって思って、ブログを書き始めたわけです。その結果で出稼ぎの女の子が来るようになって、狙っていなかった地元の女の子からも問い合わせが来るようになった。だからキャラ作りしてから女の子が一気に増えたんですよね。」


--肩書きを店長ではなくてプロデューサーとしているのは?

「店長って名乗ってしまうと、ありきたり過ぎるやんって思ったんです。なんかインパクトの有る肩書がいるよなって思って探してたら、フランチャイズの他店で『マッスルピアニスト』って名乗っている店長さんがいらっしゃって、たまたまグループがオリジナルの求人サイトを起ち上げた中にそれを見つけて、『なんだこの人は!?』と思ったんです。その方のお店の求人ページを見てもすごいインパクトを感じて、その方が『二千何年度最優秀プロデュース賞』とかの書き込みをしていたので、それで僕も『プロデューサー』と名乗ろうと思ったんです。」


--ところで、沼津人妻援護会はどういうお店ですか?

「普通の人妻店ですね。だいたい20代から40代までの幅広い女性の在籍があるお店です。最近の人妻店だと、たとえば『即尺します』とかハードプレイの多い店が増えているかと思うんですけど、うちのお店はそういうのじゃなくて、『普通に清楚な人妻さんが不倫する』みたいな感じで、どちらかというと王道のお店です。」


--'清楚'というのがひとつのキーワードなんですね。

「そうですね。清楚で綺麗な女性が在籍しています。」


--現在の在籍数は何人ですか?

「今の在籍は60名ちょっとくらいですね。(2016年9月の取材時)中には月一とか週一で出勤する女の子もいるし、今はお休みしている子もいてるんで、常時出勤してるのは20~30人くらいですね。」


--1日に出勤している子はどれくらい?

「8~10人くらいですね。出勤時間が長い子もいれば短い子もいるので、時間帯によっては振れ幅は大きいし、当然1人の女の子が1回の出勤でつくお客さんの数も違いますね。」


--女性の管理で気をつけていることや、バヤッシー流のやり方みたいなものはありますか?

「うちの店にいるのは人妻さんなので、結構しっかりした方が多いですね。でもお店としては女の子はコントロール仕切れない部分がどうしてもある。たとえば子供が熱を出したとか、30代を過ぎた女性はお祖母さんやお母さんが高齢で、いつ何が起こって...ということもある。体験入店で働いている人に関しては、僕が送迎をしてバヤッシーイズムを植え付けます。若い子たちはお店のコンセプトであるとか、売り出し方の方向性とかを判ってない子が多いので、それを理解してもらうように伝えます。」


--今までに活動されてきた地域と比べて、沼津の風俗事情をどう感じておられますか?

「ラブホが安いということかな。90分1,980円とかで入れますよ。だから短い時間のお客さんが多いですね。最初はうちも90分コースからだったんですよ。でも女の子から60分コースをやったほうがいいよって言われて導入しました。
それに以前は20時までの営業だったんですけど、24時までに延長したんです。援護会の名古屋店と静岡店はうちの会社が経営しているんですけど、名古屋店は24時まで、静岡店は19時までなんです。その流れで20時って設定してたんですけど、それも地元の女の子に『24時までやったほうがいいわよ』って言われて変えました。」


--じゃあラブホに合わせて沼津店独自に柔軟にシステムを変えたわけですね。派遣地域はどのあたりまで?

「このあたりのデリヘルの派遣地域は沼津、御殿場、富士、あとちょろっとだけ伊豆長岡で、三島は新幹線駅だけどホテルがないのでうちは行きません。でもうちの場合は9割が沼津で0.5が御殿場って感じなんです。沼津には116軒のデリヘルがあるそうだけど、複数のブランドを使ってる店もある程度はあるだろうと思います。」


--人妻援護会はフランチャイズ店として立ち上がったわけだけど、フランチャイズのメリットとフランチャイズだからできない限界点はどんなことになるでしょうか?

「一番いいなと思った点は、オーナーが違いますけど以前に所沢の人妻援護会で働いていた女性が、こっちに移ってきて店名に馴染みがあるからと、うちに来て働いてくれたことですね。やっぱり店名を知ってる人が多いというのは強いですね。求人でも大きいし、オープンの時でも店名が知られてるのは大きかったですね。。
フランチャイズだからのデメリット? え...いや...ここでは言えない。取材のあと、飲みに行きましょう。そこで話しますよ(笑)。」

バヤッシー氏の魅力は、この人当たりのよさとトークの軽快さだろう。それにとても正直で情にも厚い。。求人サイトに掲載された彼が呼びかける動画を見て、多くの女性が求人に応じたというのもよく分かる。


--2020年に向けた、お店としてのビジョンをお聞かせ下さい。

「僕が居なくても回る店にしたい(爆笑)。居なくても大丈夫なようにシステムを構築したいですね。」


--現場で切り盛りしてる店長のほとんどが思ってることだと思いますよ。

「絶対そうですよ。あと個人的にはもう1店舗やりたい。できれば関東でやりたいですね。でも独立は考えない。今の会社でやりたいと思ってます。
あとは会社があえて浜松に出店するという判断をするかどうか。僕は浜松という街はイメージが湧かないですね。某風俗媒体にいたときの印象だと、ある店のオーナーさんは1人で30店舗くらい出すような人がいた。実店舗として実はそんなに多くない場所だと感じています。それと関東など他地域から出店するケースでは、最初に浜松に入って次に沼津に来て、最後に静岡でやるってケースが何故か多いんですね。そう思うとうちの会社は逆パターンだといえますね。」


--新たなお店を出すために今後注力しなければならないことはどういう点ですか?

「やはり今のお店を安定させなきゃいけない。信頼できるスタッフを増やすことも必要だから人材を育成しなきゃいけない。でも新店舗はやりたいですね。そのためにはやらなきゃいけないことは多いけど、失敗してもいいので、常に最善を尽したいと思います。」

バヤッシーの名前と人気の拡散は広く、県外の女性達からのコンタクトの多さからも、新店舗の実現性は高いかもしれない。もちろんそのための低くないハードルはいくつもあるかもしれないが、持ち前のバイタリティーでクリアするのではないだろうか。今後のバヤッシー氏の活動に注視したいと思う。

 

この記事の著者:吉岡優一郎

1964年2月23日生まれ ノンフィクション作家。PHPプログラマー。1996年より20年にわたり風俗業界に関わっている。
風俗情報ネットラジオ番組『フーゾクリンクラジオ』を2002年にスタート。
その縁でインターネットラジオ局『レディオ与一』『淫らなラジオ 淫らじ』を設立し、両局で局長を務める。
著書に『風俗嬢のホンネ』『もっと風俗嬢のホンネ』『風俗嬢たちのリアル』『ベテラン風俗ライターが明かすフーゾク業界のぶっちゃけ話』『ワケありな風俗嬢たち』(いずれも彩図社)がある。
ミリオン出版『俺の旅』、Webマガジン『FenixZine』などで連載記事を執筆中。
おもにインタビュアーとして活躍の傍ら、体験取材や旅行記、風俗店アドバイザーとしても実績がある。
 

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