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風俗初めて物語2 ファッションヘルス編

2016年06月08日 12:30
こんにちは。皆さんお元気ですか? 風俗作家の吉岡優一郎です。
今回はファッションヘルスの初めて物語をお話します。
現代すっかり風俗業種の主流となったファッションヘルスですが、その成立は意外と遅く、昭和50年代後半、雨後の筍のように新たなジャンルの風俗店が誕生した時代の元祖にあたるジャンルとして登場しました。
 
それまでの性風俗というと、吉原や堀之内など歓楽街のソープランドや、駅前に多いピンクサロン、そして当時は堀之内、町田、横浜黄金町に多かった”ちょんの間(旧遊郭:今は壊滅)”が中心を占めていました。
 
そんななかで突如として現れたファッションヘルスですが、意外にもその第一号が誕生した土地は北の玄関口・上野でした。
名称も今主流の『ヘルス』ではなく『ファッションマッサージ』。
その名の通り女の子はお客さんの体をみっちりとマッサージを行なって、最後にハンドサービスで”射精”に導くというもので、性風俗店ではあるものの射精は実はオマケだったのです。
 
当初は一大ムーブメントを巻き起こしたノーパン喫茶の時代の末期に当たり、中にはノーパン喫茶とファッションヘルスを複合した店舗も生まれました。
喫茶コーナーで給仕しているトップレス・ノーパン姿のウエイトレスを指名して、別室のベッドルームでハンドサービスを受けるというもので、こういった複合店は風営法改正により規制されるまで数店舗が存在していました。
 
その後、ファッションマッサージは池袋新宿渋谷などをはじめとする繁華街に広がっていきます。
とくに池袋や新宿歌舞伎町などでは、不動産会社が保有ビルの空き室対策にと積極的に風俗店を入居させ、また時には自ら経営に乗り出す業者も現れたことで、一大歓楽街となります。
またジャンル名も『ファッションヘルス』『ヘルス』と呼ばれるようになり、フィニッシュもハンドからフェラチオ、シックスナインに移行、そして後にはスマタというサービスが生まれます。
 
ファッションヘルスからは'電車のセットの中で痴漢プレイをしたり、教室のセットの中で『先生と生徒のシナリオプレイ』を楽しむイメージクラブや、前立腺マッサージでフィニッシュに導くM性感など、多くの派生ジャンルが生まれ、更に現代最も多くの店舗が林立するデリバリーヘルスが、ファッションヘルスの派遣版として生まれ、現在は全国に1万店以上が営業されるに至りました。
 
手コキ・ソフトサービスながら『体の疲れが取れる・癒される』『性感染症リスクが少ない』などの理由で人気店が多い風俗エステも、ヘルスから派生したジャンルの1つです。
しかしファッションヘルスの元祖・ファッションマッサージが、みっちりなマッサージとハンドサービスの店であったことを考えると、流行は巡り巡って再び戻ってくるものなのかもしれません。
 

この記事の著者:吉岡優一郎

1964年2月23日生まれ ノンフィクション作家。PHPプログラマー。1996年より20年にわたり風俗業界に関わっている。
風俗情報ネットラジオ番組『フーゾクリンクラジオ』を2002年にスタート。
その縁でインターネットラジオ局『レディオ与一』『淫らなラジオ 淫らじ』を設立し、両局で局長を務める。
著書に『風俗嬢のホンネ』『もっと風俗嬢のホンネ』『風俗嬢たちのリアル』『ベテラン風俗ライターが明かすフーゾク業界のぶっちゃけ話』『ワケありな風俗嬢たち』(いずれも彩図社)がある。
ミリオン出版『俺の旅』、Webマガジン『FenixZine』などで連載記事を執筆中。
おもにインタビュアーとして活躍の傍ら、体験取材や旅行記、風俗店アドバイザーとしても実績がある。
 

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